日本の季節は春夏秋冬と四季がはっきりしています。
各季節それぞれ気候の違いがあって、猫との生活も色々変化が起きます。猫は環境に結構デリケートですが、どのように環境を整えたらよいのか、わからない人もいるかと思います。
特に注意が必要なのは、外の気温が暑く、室内の温度が低くなる「夏」と外の気温が寒く室内の温度が高くなる「冬」です。
この二つの季節は換毛期の時期も近いので、色々ケアをしてあげましょう!
春は1回目の換毛期
POINT
換毛期のブラッシング
窓や植物に注意
寄生虫にもチェック
換毛期
3月頃から猫は第1回目の換毛期が始まります。まめにブラッシングをして、毛球症予防をしましょう。
※毛球症(もうきゅうしょう)とは、毛づくろいによって飲み込んだ毛が体内に溜まってしまい、色々な病気になることです。
おすすめのブラッシングなら、ファーミネーター
以前にもご紹介しましたが、軽くブラッシングするだけで不要な被毛を90%も除去できるという優れものです。
植物や窓に注意
卒業や入学など、春は植物をいただくことが多くなります。
ついついリビングやトイレに植物を飾ってしまうこともあるかと思いますが、植物の中には毒性のあるものもあるので、猫が誤って食べてしまわないように注意してください。
また、季節が温かくなると、つい窓を開けてしまうことがありますが、室内猫が外に飛び出さないように注意してください。室内猫が一度外の世界を知ってしまうと、戻ってこなくなります。
外に出かける猫の場合は恋や寄生虫にも
外に出かける猫は虫が湧きやすいこの季節から下痢や、病気の原因となる寄生虫に注意をしてください。
ワクチンの時以外にも定期的に検査をするなど、猫のケアを増やしてください。また、猫の発情期にも注意。しっかり避妊や去勢をしてくださいね。
夏は熱中症に注意
POINT
ご飯の管理
エアコンの冷え
熱中症に注意
水分補給
ノミに注意
ご飯の管理
夏はご飯が腐りやすいので注意。特にウェットフードは放っておくと腐敗が進みますし、食べ終わった後の食器は放置をせずに早めに回収して、念入りに洗うようにしてください。
猫のご飯が落ちやすい陶器の食器はおすすめです。
エアコンによる冷え
猫は人間よりは暑さに強いので、人間が快適に過ごせる気温よりも2~3度高くても大丈夫。
でも人間が快適に過ごす温度設定にしてしまうと、猫からしたら冷えてお腹を壊してしまうことがあります。そのため、節約の意味を込めて、25~28度の具合で部屋の設定をしましょう。
また、猫の冷却グッズをそろえてあげると、猫が勝手に使ってくれるので、おすすめです。
熱中症に注意
室内でも熱中症になることをご存知でしょうか?
エアコンを冷房器具を付けなければ、熱中症になりやすいことはもちろんですが、エアコンをつけていても、熱中症になる可能性があるんです。
締め切った狭い部屋の場合に、日中日が当たり続けると、室温がどんどん上がってしまい、その結果熱中症になります。そのため、遮熱カーテンなどを付けてあげると、日も入りつつ、熱を部屋に入れないのでおすすめです。
水分補給と水の管理
昼間に出かけて、猫がお留守番をするときは水分補給のチェックをしましょう。猫が水を快適に飲めるように、自動的に新鮮な水が出てくる給水機があると、猫にとっても飼い主さんにとっても楽です。
人気の自動給水機です。セラミックで重さがあるので、猫がひっくり返すこともなく、安全に出かけられます。
ノミなどの虫に注意
夏はノミが一番繁殖する季節。
室内猫であれば、部屋を普段綺麗にしていれば問題ありませんが、外猫の場合には結構ノミは注意してください。一匹でもノミを確認したら、ノミ取り薬などで速攻除去することを心がけてください。
秋は太りすぎに注意
POINT
太りすぎに注意
寒暖差に注意
換毛期注意
太りすぎに注意
暑苦しく、食欲が抑えられていた夏が過ぎて、食欲が増してくる季節です。
与えたいだけあげてしまうと、肥満体型になってしまいます。
猫からお代わりをお願いされるとついついあげたくなってしまいますが、心を鬼にして、そこはぐっとこらえましょう。
寒暖差に注意
秋は明け方から日中にかけて、気温の差が一番激しい季節です。
残暑があっても、夜は冷え込んだりもします。天気に注意しながら、室内の温度調節を考えましょう。
換毛期
一年で2回目の換毛期です。大体11月頃から冬毛に生え変わってきますが、春と同じで、毛球症予防のために、こまめにブラッシングを行ってあげてください。
皮膚や弱そうな場合はラバータイプ
毛のブラッシングに加えて、マッサージと、両面使えるペティオのラバーブラシはおすすめです。
冬は暖房器具のチェックを
POINT
ストーブなどの暖房器具に注意
水分補給に注意
運動不足に注意
猫風邪に注意
暖房器具に注意
ストーブやオイルヒーターなどの暖房器具は本当に注意するようにしてください。
暖房器具の前に猫が陣とって、毛を焦がしてしまったり、熱風で皮膚がやけどしてしまうこともあります。また、電気カーペットやこたつも熱くなるので、気を付けてください。また、電化製品が増えてくるので、コードなどをかじられてないように注意しましょう!
水分補給に注意
冬は水分の摂取が減る季節です。
水分を取らなくなると、尿結石などになりやすいので、いつでも綺麗な水を用意して、飲めるタイミングをなくさないようにしてください。また、ご飯もウェットフードにすることによって、水分補給できます。
運動不足による肥満
人間と同じで、冬は猫も行動力が減ります。そのため、運動不足になり、肥満になりやすいです。
特に暖房器具があると、そこから動かないこともあるので、飼い主側から適度に遊ばせるようにして、運動不足を解消してあげましょう。
猫風邪に注意
冬は空気が乾燥しているので、猫も人間と同じで風邪を引きやすい季節。
ウイルスによる猫風邪にかかりやすくなるので、加湿器などで、部屋の湿度を上げたりしましょう。また、猫がくしゃみや鼻水をしているようであれば、すぐに病院に連れて行くようにしましょう。
季節ごとに適切な猫のケアをしていこう
夏は涼しく、冬は暖かい環境を整えるということは、猫の健康管理の上ではとても大事なことです。猫の熱中症は深刻な事故になりかねないことですし、猫風邪も治るまで時間がかかりますので、できればこういった病気にはならないように対策をできるに越したことはありません。
最後に簡単なチェックリストを作成してみました!是非参考にしてみてください。
チェックリスト
春・秋
換毛期の春・秋の終わり頃の計2回のブラッシングは大丈夫ですか?
食欲が旺盛になる季節。ついご飯を多くあげていませんか?
梅雨・夏
虫の湧きやすい季節。ノミなどはついていませんか?
エアコンや冷却グッズをそろえていますか?
冬
猫用の暖かいベッドを用意していますか?
暖かい場所と、涼しい場所の避難場所はありますか?
いかがでしたか?
猫がいつでも快適に過ごせるように、季節ごとの世話や環境を整えていきましょう!