飼っている猫がいたずらをしてしまったときに、飼い主の皆さんはどんな風に対応しているでしょうか。
こんないたずら
食事中にテーブルに乗ってしまう クローゼットや押し入れに入ってしまう
ソファの下などの隙間に入ってしまう ソファの下などの隙間に入ってしまう
ゴミ箱をあさってしまう カーテンに捕まってしまうご飯のおねだりがすごい
夜中に走り回る
猫が間違った行動をしたとしても、それは飼い主にとってやってはいけないことであり、猫からすれば普通の行動なので、何が間違っているかわかりません。そのため、飼い主に叱られても理解できないんです。これはただ猫と飼い主の溝を深めてしまうだけなんです。
つまり、猫がやってしまういたずらは飼い主がどのくらい許容できるかが問題なんです。

だからと言って、猫がやってしまういたずらを全部許容したら家がどんどん壊れて行ってしまう・・・。
という人のために、上手に猫にいたずらをさせない方法をご紹介します。
まずやってはいけない叱り方
まずやってはいけない叱り方があります。もしかしたら該当していることはありませんか?
手を出してしまう
猫も人と同じで体を傷つけられるのは嫌です。確かに体罰というのは、悪いことを抑制するために、有効かもしれませんが、自分を傷つけてきた飼い主を好きになるはずがありません。
大きな声を出す
猫はびっくりすることが本当に嫌です。大声というのは猫にとってびっくりしてしまうので、体罰と同じで飼い主のことが嫌いになってしまいます。
閉じ込める
猫は閉じ込められるのが苦手です。実際猫を動物病院に連れていくときにキャリーバッグなどに入れると思いますが、結構嫌がりますよね?そんな閉じ込めることを続けてしまうと、病院にも連れていきづらくなります。
「いたずら」をしてしまったときの対処法!
食事中にテーブルに乗ってしまう
飼い主がご飯を食べているときにいい匂いがすると、猫がついつい気になって近寄ってきます。何を食べているのか気になって、テーブルに乗ってきてしまうことあります。
人間の食べる物は塩分や糖分が多く、猫が食べると体に良くないものが多いです。また、テーブルの上に毛が舞ってしまうと、衛生上よくありません。
対処法は「水」!
霧吹きで軽く水をかけてみるのがおすすめ。
猫は水に濡れるのが苦手ですので、テーブルに乗ると水が飛んでくると意識させると、テーブルに乗ってこなくなります。
クローゼットや押し入れに入る
猫が好きな場所の一つにクローゼットや押し入れがあります。狭くて暗い場所が好きな猫はそういった場所に入りがちですが、クローゼットや押し入れの中には衣類や布団などが入っており、全部にカバーがかかっている分には良いですが、これらに毛がついてしまうことがあったり、誤って猫をそのまま閉じ込めてしまう恐れがあります。そういった危険を回避しましょう。
対処法は「柑橘系」がポイント
猫はレモンやグレープフルーツなどの柑橘系の匂いが苦手です。その匂いのあるフレグランスや芳香剤を中に置いておくと、猫が避けるため、寄らなくなります。そのほか、忌避剤も市販で売っているので、そちらを撒くのもいいと思います。ただ、せっかくなら良い香りを蔓延させましょう。
隙間に潜り込んでしまう
ソファの下の隙間などは猫が回避場所や夏は涼しむために入ってしまうことがあると思います。
そこに入ること自体には問題ないのですが、頻繁に入ってしまうと、掃除が行き届きにくい隙間はほこりなどが溜まっていたりするので、全身がほこりまみれになってしまったり、猫が病気になりやすくなります。
対処法は「侵入防止ネット」
乗ってほしくない棚などに置く「侵入防止ネット」をソファの下に敷いておくのがベスト。
プラスチックなど柔らかい素材でできたとげのようなものがあると、猫は肉球が傷つくのを嫌がるので、入らなくなります。
ただ、ソファの下は猫にとっても憩いの場所である場合があるので、できれば飼い主さんの短いスパンで掃除をした方が猫の行動を制限しなくなるので掃除をすることを優先してください。
ごみ箱をあさってしまう
鼻が優れた猫はキッチンにあるごみ箱の匂いは結構気になっています。でもあさられてしまうと、ゴミが散らばってしまったり、ビニール袋が破れてしまいます。
対処法は「蓋つきのゴミ箱」
臭いと中身が見えないことが重要。中が見えないように透明ではないゴミ箱を用意して、蓋つきのものを用意してください。高さがあるとなおよいです。(猫が立って漁れなくなります)
カーテンに上って破いてしまいそう
猫は高い所が大好きです。
出窓や小窓などの縁や本棚などによく上ることがあると思いますが、猫は上下運動が大好き。そのため、カーテンに捕まりたくなるのも本能の一つなんです。でもカーテンに捕まると爪が引っかかって爪が折れたり、カーテンが傷ついてしまいます。
対処法は「キャットタワー」
上下運動がしやすいキャットタワーを設置するのがおすすめです。特にカーテンの前に置くと不思議とカーテンに見向きしなくなります。カーテンより上下運動がしやすいキャットタワーの方に上るようになります。
ご飯のおねだり
猫のご飯はちゃんと量って決まった量を食べさせます。
食べた後に「もっと欲しい」とおねだりされることがあります。かわいさのあまりについつい少しあげてしまうことがあるかもしれませんが、これは過剰摂取になって肥満体型になってしまいます。
対処法は「無視」に限る
それができたら苦労しないよ!と思うかもしれませんが、よくよく考えてください。
猫のかわいいおねだりに対応すればするほど、愛猫が不健康になっていくと思ってください。

ご飯もっとちょうだい~

あげたいけど、健康のために我慢しようね
夜中に走り回る
猫は夜行性ですので、夜になると元気になりやすいのは当然のこと。夜目も効きますので、歩き回ることも問題ありません。でも飼い主が寝ているときに走り回られても、寝れなくなってしまいます。また、2匹以上飼っていると暴れまわってしまうかもしれません。
対処法は「寝る前に遊ぶ」
元気が有り余っているようでしたら、寝る前に一緒に遊んであげましょう。
猫も運動すると疲れてストレスも発散して、寝てくれるようになります。ただ遊びすぎると、逆に活性化してしまうので20~30分ほどで終わらせませましょう。
噛み癖を直したい
子猫の時はじゃれあいの一環として結構指を甘噛みすることがあります。でも子猫の時は加減が分からないこともあり、つい強く噛んでしまうことがあって、けがをしてしまうことがあります。
対処法は「声を出して痛がる」
噛まれたときに瞬間的に少しだけ大きな声を出して指を引きます。猫からすると、指をかむと大きな声かくる!と認識して、強くかまなくなります。
猫は怒るのではなく、できない環境にすることが重要
今回ご紹介したいたずらは当てはまるものはありましたか?
猫は犬と異なり、単独で行動する生き物なので、上下関係がなく、しつけるという感覚があまりありません。また、声に出して叱っても、猫は何がいけないのか判断することができず、ただ飼い主と猫との関係性が悪くなるだけです。重要なことは
猫に辞めてほしい行動があるときには、それができない環境づくりを行うことが大事です。
今回ご紹介した方法で、猫がいたずらをしなくなるか様子を見てくださいね!