猫って見ているだけで癒されますよね。
子猫の時はもちろんですが、大きくなっても懐いてくれる仕草や、凛とした佇まいを見ていると、カメラのシャッターが止まりません。
そんな猫をいつか飼ってみたいな~とか思っている方。猫を飼うことがどういうことかちゃんと理解しているでしょうか?
例えば子供が欲しがっているけど、どう伝えればいいのかと、飼いたいけど家族の了解を得られるか不安という方もいると思います。
こんな人は必見!
猫をこれから飼おうと考えている人
猫を飼って間もない人
猫を飼いたいと悩んでいる人はぜひ見てください!
猫を飼う前に心得ておきたいこと
猫はペットの中でも種類、性別、年齢によって性格が結構変わります。そのため、自分の思っている猫像にならないこともあると思います。でも、ある程度の性格は事前に分かったりするので、迎え入れた猫はあなたにとって特別な猫になるはずです。
性格の違い
猫の性格には大きく分けて2つの性格に分かれます。
①人懐っこく甘えん坊な性格
②自立心の強い性格
人懐っこく甘えん坊な猫は留守番が苦手であったり、
自立心の強い猫は留守番は得意でも、飼い主に頻繁に寄ってくることはありません。
飼い主の性格や生活環境によって選んでみるのもよいですね。
しつけはできないと思って!
リーダーの下で生活をする犬と異なり、猫は単独で行動する生き物なので、基本的にしつけはできないと思ってください。そのため、いたずらをして叱っても、猫からすれば「何が悪いのか」わかりません。
猫をしつけるためには、叱るのではなく、猫が自らいたずらをしないような環境を作っていくことが大事です。

抜け毛の問題
猫と抜け毛は切っても切り離せない問題です。
特に毛が生え変わる(換毛期)時期の「3月」と「11月」頃は特に毛が抜けます。そのため、猫の毛づくろいの負担を減らすためにも、定期的なブラッシングを行うことが必然です。綺麗にブラッシングすることによって、飼い主の衣類の付着もできる限りは減らすことができますし、猫の毛球症予防にもなります。
それでも抜け毛をなくすことは不可能と思ってください。
毛を制する者は猫を制します!
一生の3分の2は寝ている
子猫や若猫は色々なものに興味津々なので、活発に動き回ると思いますが、1歳からもう大人の仲間入りで成猫になるので、飼い主が遊んでくれているときを除くと、結構寝ていることが多いです。
1日に大体12~16時間は寝ているので、留守番をしてもらっているときは大体寝ています。そのため、寝ている猫に無理に構うことなく、猫の生活に合わせてあげましょう。
ストレスには注意して
猫は犬に比べてストレスに弱いです。人懐っこい猫も飼い主以外の人に触られるとストレスになったりすることもあります。ストレスが溜まってくると、脱毛症や病気になったりもします。
猫の種類にもよりますが、神経質な猫の場合は無理に構わず、そっとしてあげましょう。
高齢になったときの介護
猫は大体16歳くらいまで生きるといわれています。猫は2歳で人で言うと大体24歳。それ以降は毎年人間でいうと6歳ほど年を取っていきます。
猫 | 人換算 |
3か月 | 5歳 |
6か月 | 9歳 |
1歳 | 18歳 |
2歳 | 24歳 |
子猫から成猫までの成長速度は本当に早いです。猫が2歳以上であれば、
(猫の年齢)÷2×6+24=猫の年齢ということになります。
例えば6歳の猫であれば、
6÷2×6+24=42歳です。
猫の16歳といえば、人間でいう78歳に相当します。猫も年を取れば、人間と同じく病気になりますし、体調が悪くなることもあります。そんな時に、愛情をもって、看病などのお世話をしてあげましょう。
猫を飼うと良いことがたくさん
猫と一緒に暮らすとわかるのですが、猫と一緒に暮らすと様々な良いことがあります。
いるだけで癒される
子猫時代は当然のこと、大人になってもかわいさが増すばかりの猫は嫌なことがあっても、少し寄り添ってくるだけで疲れが吹き飛びます。
猫は不思議なもので、飼い主が風邪や熱で寝込んでいると、添い寝をしてくれたりするんです。危険察知能力というわけではありませんが、何か感じ取ってくれるのかもしれません。
家族の結束を高め、健康にもなれる
猫という生き物を飼うと、なぜか家族の中で反対していた人も猫好きになります。
みんなで猫の世話をするため、猫という共通の話題が出たり、猫中心に家族が回ります。
また、健康的な生活ができるものポイント。猫は早起きなので、「ゴロゴロ」と喉を鳴らしながら飼い主をなめておこしに来るので、目覚まし代わりになったりします。また猫が家にいると、遅くまで飲み会をしようと思わなくなったり、生活サイクルが整います。
自分の性格に変化が!
猫のお世話はそれなりにやることが多いです。例えば定期的な爪切り、毎日のトイレ掃除、ご飯や猫砂の補充、年に1~2回の猫が暴れるシャワータイムなど・・・。
猫は綺麗好きなので、マメに世話をしてあげないと懐きません。そのため、普段は大雑把な人も、猫に好かれようと、こまめなお世話をするようになるので、きちんとした性格を芽生えることも。また猫をめでる行為は本当にストレスの解消になります。仕事を邪魔してくるしぐさもまたかわいく、心がほっこりします。
子猫を迎えるときのポイント
子猫とは、生後~1歳までの猫のことを言います。子猫との暮らしに欠かせない必需品から、必須とは言えないけれど、あったら便利なグッズをご紹介します。
必須
ご飯・・・子猫用のキャットフード
食器・・・子猫は背が低いので、高さの無いもの
爪とぎ器・・・床置きのものと縦型のものを用意
トイレと猫砂・・・高さが低く猫が入りやすいものと子猫が使っていた猫砂を少々。
キャリーケース・・・ペットショップから連れて帰るときに必要
後々そろえよう
グルーミンググッズ・・・爪切り、ブラシ歯ブラシなど
首輪・・・病院や脱走したときのためにあると良い
おもちゃ・・・色々買って試してみよう
ベッド・・・猫がくつろげるため
猫草・・・毛玉を吐き出させるため
猫専用のスペースを作ってあげる
猫に快適に生活してもらうために、安全で過ごしやすい場所を作ってあげることが必要です。猫は縄張りを大切にする生き物なので、室内でも猫のテリトリーがつきやすくしてあげると、猫も落ち着いてくれます。
トイレ・ご飯・水飲み場の位置は定位置にする
猫のトイレは快適に排泄できるように静かで落ち着ける場所に置くようにします。猫はトイレをする場所は決まっているので、トイレの場所は決めたら動かさないようにしましょう。置く場所は部屋の隅やゲージの中が良いです。
ご飯と水飲み場も同じく、毎日食べる場所なので、猫も覚えてくれるので、ご飯の器と水飲み場の位置は変えない用意しましょう。 基本的にご飯の器は一か所、水飲み場は1階毎に1つあるとベスト。
家電やキッチン周りなどに注意
猫は好奇心が旺盛なので、少しでも動いているものや紐状のものに敏感に反応します。迎え入れて1カ月は部屋の中を沢山探検します。キッチン周りや家電のコードは特に注意。コードをかじるといったことはあまりありませんが、走り回ってコンセントが抜けてしまう恐れもありますので、感電などにも注意が必要です。
完全にコードを隠すことは無理ですが、危なそうなものはできる限り隠すようにしましょう。
Check
コードなどはできる限り隠す
刃物など鋭利なものは必ず隠す
植物はかじると危険なので、猫がいるところに置かない
薬や小さな小物を猫の傍に置かない
猫が登れる場所に不安定なものを置かない
猫を飼えるかどうかはよく考えて!
まだ猫を飼うか迷っている人は猫がどういう生き物なのか理解できたと思います。前からペットを飼っている人でも猫を飼うのが初めてという場合はチェックしてみてもよいでしょう。
猫は本当に気まぐれな生き物です。そこが飼い主の心をくすぐるわけですが、ただかわいいだけでは飼えないということを理解しましょう。
しっかり理解できた暁には、満を持してペットショップなどに行って猫を迎え入れましょう!