自分が飼っている猫が今どんな気持ちなのかふと気になることってありませんか?
猫は言葉をしゃべらなくても、気持ちを声や行動で主張してくれます。今機嫌かいいとか悪いとか、なんとなく感覚で接していると思いますが、実は結構猫の感情はわかりやすいんです。
飼っている猫をよく観察して、猫が今どんな気持ちでこういう行動をとってるのかを読み取ってあげましょう!
猫は体全体で感情を出す
猫をよく観察してみると、その時の感情を体全体で表現していることが分かります。
顔の表情だったり、尻尾の動きだったり、鳴き声に特徴があります。こういった猫のしぐさを読み取って猫と仲良くなるための行動ととるようにし、猫と仲良くしていきましょう!
猫はそっけないと思っていても、とても感情をだしてくれていますよ!
甘えたいサインはちゃんと出ている
「うちの猫はクールで構わせてくれないの・・・。」
と思っている人!本当にそうですか?
普段クールでそっけない態度をとっている猫であっても、深い愛情を受けて、信頼している飼い主さんのことは大好きなんです。たまに、構ってほしい、甘えたいと思ってサインを出しているかもしれません。
飼い主はそのサインを見逃さすに、たくさん甘えさせてあげたり、遊んであげましょう!
大好きな猫との楽しい暮らしの始まりです。
猫の表情で読み取る
猫の目やひげ、顔全体の表情を見ているだけで、猫の感情が色々変わっているのが分かります。
今うれしいのか、怖がっているのか、怒っているのか、表情でわかる猫の気持ちを知っていきましょう。
うれしいとき
猫がうれしいときや満足しているときは耳は前に向いて目を少し細めて喉を「ゴロゴロ」と鳴らします。子猫に母乳をあげているときにもみられることがあります。
こちらの「ゴロゴロ」と鳴らすメカニズムははっきりと解明はされていないのですが、鳴らす理由は先ほどの通りです。
怒っているとき
普段くりくりでかわいい目をしている猫も、怒ったときの表情はまさに狩猟動物そのもの。
相手を威嚇するため、目がカッと開いて吊り上がり、瞳孔も開いており、耳がピンとしてやや後ろ向きです。にらみつけるしぐさは、鼻のあたりにしわを寄せて、背中が膨れて大きく見せようとします。声で「シャー」ということもあるので、近づかないようにしてください。
リラックス中
安心しているときには、お腹を見せて長々と伸びたり、背中を床にこすり付けたりします。
野良猫でもたまに見せくれるこの「ごろにゃんポーズ」は動物としては、最も警戒心が薄い行動なので、リラックスしています。また、構ってほしいポーズでもあります。
怖いとき
大きな音に驚いたり、飼い主に怒られてしまって、おびえてしまったときは、できるだけ体を小さくします。耳を伏せたり、ひげを寝かせて、「弱い」アピールをします。
びっくりしているとき
一番「目」に特徴が表れるのが、びっくりしたときです。目と瞳孔が大きく開いていることによって、目が輝いて見えます。ひげは水平方向に延びて、たまに口が少し開いていることもあります。
驚いて目を見開いてしまうのは、猫でも人間でも一緒ですよね。
態勢でわかる猫のリラックスレベル
レベル3~5まではリラックス状態
レベル0~2までは緊張(緊迫)状態
仰向け、横向きで寝ている (レベル5) |
敵に敏感な猫が前足、後ろ足を伸ばしてダランとしているのは
完全にリラックス状態です。 |
香箱座り (レベル4) |
前足を折って体の下に挟み込んでいる姿は
お香を入れる箱に似ていることから「香箱」と呼ばれています。 |
スフィンクス (レベル3) |
見ての通り、スフィンクスに似ている様子の
スフィンクス座りもややリラックス状態です。 |
尻尾のみリラックス (レベル2) |
背中が水平になっていて、尻尾がだらんとなっているのは、
リラックスといは言いにくいですが、通常状態です。 |
うつ伏せで、耳をふさいでいる。 (レベル1) |
座っていますが、尻尾を丸めてうずくまっている状態は
ちょっと怖がっている状態です。緊張度合いが強いです。 |
背中を丸めて尻尾が立っている (レベル0) |
威嚇に近い状態です。緊張と怖いのがMaxです。
この時には近づかないようにしましょう。けがをする恐れもあります。 |
しっぽの振り方も理由がある!
猫の尻尾をむやみに触ると嫌がるのは、感情に直結しているからといわれるくらい、わかりやすいです。大きく分けてこんな感じ。
大きくゆっくり振る・・・ご機嫌でリラックスしている
大きくバタバタと振る・・・ご機嫌ナナメ。イライラしているときも
小さく早く振る・・・落ち着かいとき、不安なことが
先端をパタパタ振る・・・考え事をしていたり、何かに気を取られいるとき。
このサインは飼い主が大好きな証拠!
大好きな猫にたっぷり愛情を注いでいるあなた。猫の恩返しというわけではありませんが、こんなしぐさをしていることがありませんか?これは飼い主さんが大好きな証拠ですよ!
頭をこすり付けてくる
猫の頬には臭いがでる場所があり、頭や顔をこすりつけてくる行為はいわゆる「マーキング」です。「僕の物!」という愛情表現です。また、じっと見つめてそらさないときも同じです。
猫はじっと見つめられるのが本来苦手です。猫によっては戦闘態勢だと思われるくらいなのですが、目を見つめて、目をつぶってくる行為は愛情表現なんです。
お腹を見せる
猫にとって無防備になる「お腹見せ」は心を許していないとやらない行為です。安心できる飼い主さんに向けての愛情表現の一部ですね!
後をついてくる
猫は自立心が強く、自らあっちこっちに行きますが、時に甘えん坊な一面があります。飼い主さんと一緒に居たいがために、後をついてくるのは飼い主さんのことが好きな証拠です。
一緒の布団で寝る
心を開いている証拠だから、飼い主さんの傍で一緒に寝ます。中には布団の中に入って体をぴったりつけて寝てくれます。でもこちらは寒い季節限定なので、夏だから寄ってくれないというのは愛情がなくなったわけではないので、安心してください。
ぺろぺろ舐めてくる
この愛情表現を上回るものはないともいえる、最大級の愛情表現です。遊んでほしいとき、構ってほしいとき、大好きな気持ちを見せたい時など、色々な気持ちを込めて舐めてくれています。
ふみふみ行為
飼い主さんの腕やお腹などを踏み踏みする行為は、子猫の時に経験した、母乳を飲んでいたことの名残です。飼い主さんを母猫と思って、子猫の時の甘えていた気持ちを表現しています。
また、猫は基本的に抱っこされるのが苦手です。でも大好きな飼い主さんだから抱っこされるのを許してくれます。でもずっとは猫にとってもストレスがあるので、抱っこは適度にしてあげましょう。
ちゃんと気づいて!猫からの感情のサイン
色々ご紹介してきましたが、よくよく見てみると、こんな仕草しているなぁ~って思うところはありませんでしたか?
普段飼い主さんが気づかない日常で猫は結構わかりやすい行動をしていることがあります。
こちらの記事を参考にして、猫の表情、行動をよく観察してみてください。猫の気持ちを理解して、お互いよりより猫ライフを過ごしましょう!