【猫のシャンプー】シャンプーが苦手なのは当たり前!猫が嫌がらないシャンプーのやり方をご紹介!

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猫は普段から自分でグルーミングをしているので、基本的に体は汚れていません。

猫の種類にもよりますが、シャンプーが必要な猫でも多くて年に2回~3回のシャンプーで十分です。

でもその年に数回のイベントが猫が結構嫌がってしまい、シャンプーをするのが億劫になっている飼い主さんもいるのではないでしょうか。

年に1回くらいだけど嫌がりすぎちゃうから入れるの怖い・・・。

今回はシャンプーをする必要があるのかないのか、シャンプーをできるだけ嫌がらない方法などをご紹介したいと思います!

どんな猫がシャンプーが必要なの?

短毛種であれば、臭いが気になったり、汚れが目立ってくるレベルになるまではシャンプーをしなくてもいいんです。でも猫種、時期によってはシャンプーをした方が、良い場合があります。

こんな猫はシャンプーをした方がいいかも

【長毛種】・・・長毛種は自分でグルーミングをしても不十分で、ブラッシングを定期的に行う必要があります。しかしブラッシングの回数も多くなってしまうので、シャンプーを4か月に1回くらい行うと良いです。

【脂質の分泌が多い】・・・被毛がない猫も実はシャンプーが必要。基本的に濡れタオルなどで体を拭いてあげるだけでよいですが、あまりに分泌物が多い場合には、シャンプーしてあげましょう。

【換毛期の猫】・・・猫の換毛期は「3月、11月頃」ですが、そのくらいの時期は抜け毛が多いです。ブラッシングの回数も多くなりますが、換毛期はシャンプーをしてあげると被毛が洗い流されててさっぱりします。

どうしてシャンプーを嫌がるの?

猫は基本的に水が苦手なので、シャンプーも好きではありません。でもそれなりに理由があります。

音が怖い

掃除機の音もそうですが、猫は大きめの音が苦手。シャワーの音や乾かすときのドライヤーの音も苦手で、いきなりの大きな音にびっくりしてしまします。また、猫は拘束されるのも苦手なので、暴れる可能性があります。猫のシャンプーをスムーズに行うためのポイントは、「音を小さく、拘束を少なく、迅速に!」が鉄則となります。

そもそも防衛本能がある

猫の祖先は寒暖の差が激しい砂漠などに住んでいました。そのため、体が濡れてそのまま夜になると、体温が一気に下がってしまい、そのまま死んでしまうことがあります。そういった意味から、水に濡れるのが良くないという防衛本能が働いているのかもしれません。

シャンプーが苦手な理由

シャワーの音・・・音とシャワーの強さが苦手

拘束される・・・身動き取れないのが苦手(タオルドライの時)

ドライヤーの音・・・音と強い風が苦手

防衛本能・・・祖先がそもそも水が苦手

 

猫のストレスをできるだけ小さくしよう

POINT

あらかじめ爪切りをしておく
 
ぬるま湯で洗う
 
シャンプーの洗い残しは皮膚病の元
 
乾かし残しはダメ。ちゃんと乾かそう

 

用意するもの

 

バスタオル 猫用シャンプー くし(コーム) タライ(バケツ) ドライヤー

シャワー編

 

シャワーでいきなり濡らすよりも、実はバケツやタライなどに温かめのお湯を貯めてそこに猫を入れると嫌がりにくいです。

1:まずはくしやコームで事前にブラッシングをして、被毛を落とす。

2:タライ(バケツ)の中に35度前後のお湯をためる(温度計があると便利)。

3:猫をそっと抱っこして、お尻側から入れて、全身を濡らす(手でお湯をすくいながら)。

4:シャンプーを手に取って、体全体につけます(足、尻尾、おしりを丁寧に)

5:シャワーで素早く洗い流す(ヘッドを猫の体に近づけると音が小さくなります)

肛門腺のチェック

もし猫がお尻のあたりを頻繁に舐めていたり、痒そうにしていたら、肛門腺のあたりに膿が溜まっていることがあります。これを「肛門膿」といいいます。シャンプーの際に肛門の近くを指でつまむようにして、膿を出してあげます。

 

乾かし編

早く乾かすために、体や足を手でさすって水分を落とします。

1:バスタオルで猫の体をくるんで体を拭きます

2:ドライヤーは熱くないように少し遠めから乾かします。(扇風機があると便利)

ドライヤーが怖がるときは?

ドライヤーの音は小さくできないので、恐怖を取り除くことが大事です。方法の一つとしては、

1:バスタオルで猫の体全体を包み、顔を隠す。

2:顔以外の体部分(お尻の方)のみタオルを巻くって露出させ、そこの部分をドライヤーで乾かす。

こうすると猫が逃げにくいです。

「お尻→背中→お腹」の順番に乾かしましょう。

どうしても嫌がるときは、タオルドライをしっかりやって、後は自然乾燥でも大丈夫です!水分を吸いやすい生地で拭いてあげてくださいね!

最後は顔

体が乾かし終わったら、最後に顔のケアをします。

ぬるま湯に浸けたハンカチやガーゼなどの柔らかい生地のもので、猫の顔を拭きます。目の下、おでこのあたり、あごの下を拭けばOKです。

 

どうしてもお風呂やシャンプーを嫌がってしまうときは

短毛種であれば、臭いが出てきたり、何かの拍子に体が汚れてしまったときが来るまでは、シャンプーをしなくてもよいと思います。又は、換毛期の年2回くらいです。

毛がすごい抜けたり、シャンプーをしたい場合は、色々改善策を考えましょう

ドライシャンプーを使う

猫が怖がるシャワーを使わずに体を綺麗にする方法です。濡れタオルで体を拭くことでも随分マシになりますが、お湯につける必要がないので、猫のストレスがかなり軽減されます。

 

扇風機や温風の出る物を使う

ドライヤーの音も猫は怖がるので、温風の出る扇風機などがあればそれを使いましょう。ダイソンの冷風、温風機などがあればよいですが、持っている家庭の方が少ないと思うので、「布団乾燥機」などがおすすめ。

布団乾燥機はドライヤーに比べて、音も小さく、風の強さも弱いので、猫が怖がりにくいです。

その他、乾かす前にできるだけタオルドライで乾かすのを短めにしてあげるのもポイントです。

 

子猫の時から水に慣れさせることは?

シャンプーで悩んでいる人はすでに嫌がっている段階にきているので、あくまで参考程度か、2匹目を飼う人に対してです。猫の防衛本能は大きくなってもそこまで変わりませんが、それでも水に慣れさせるという意味では子猫の時から水に触れさせるというのは有効です。

 

シャンプーは最低限!そして迅速にこなす!

いかがでしょうか。

自分の猫だけ特別嫌がるのではなく、おとなしい猫の方が珍しいです。

短毛種であれば、換毛期にやるくらいで、もっと言えば、被毛が少なければ、換毛期でもシャンプーはやらくてもよいです。飼い主によってはお手入れが大変という場合があるので、最低限換毛期や、年末にさっぱりして新年を迎える家庭もあります。

長毛種はどうしてもおしっこや便がついてしまっていたり、被毛が多く、皮膚トラブルが起きやすいので、できれば年に3回くらいはやっておきたいところです。今回ご紹介した方法でも難しい場合は、一度ペットショップやトリマーのお店、動物病院に連れて行ってその猫が一番嫌がらない方法を一緒に模索してもらうのもおすすめです。

 

 

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