犬は外で散歩をするときにトイレを済ませることが多いですが、
室内で飼う猫は当然トイレも室内です。しかし綺麗好きな猫にとってトイレは結構デリケートな問題。
トイレを制する者は猫生活を制するといっても過言ではありません。
猫を飼っていると、トイレの臭いが気になってしまうことってありませんか?
今回は、猫のトイレの種類や臭い対策についてご紹介していきます。
猫が快適にトイレで排泄できるような環境を作っていきましょう!
POINT
トイレは常に清潔に!
トイレは騒がしい場所に置かない
できればご飯の場所から距離を置く
猫がゆっくりトイレができるための5つのポイント
1. トイレは清潔にして、数は猫+1にすべし

猫はとても綺麗好きでデリケート。トイレの砂は常に綺麗にするように心がけましょう。
また、飼い主が日中留守にしていることが多いと、
トイレの砂を常に替えることができません。
猫のトイレはワンルームなどの狭い部屋であれば1つでよいですが、
2階や2LDKくらいの部屋がある場合には猫は一つの場所でトイレをするより、
近い場所でトイレをしたくなります。
そのため、部屋数が2~3部屋ある場合には、トイレを一つ増やしてあげましょう。
2. ベストプレイスを探すべし

猫のトイレは騒がしいところに置かないようにしましょう。
なぜなら人と同じで猫もトイレはゆっくりと用を足したいからです。
そのため、人通りが多いところにはできるだけ置かないことや、
猫がトイレをしているときに邪魔をしないようにしてあげましょう。
3. トイレのサイズに注意すべし

猫が落ち着いてトイレをするのに大事なことの一つにトイレのサイズがあります。
基本的には、猫のサイズ×1.5倍のサイズを用意しましょう。
というのも窮屈な場所で トイレは猫にとってストレスがあります。
猫の祖先は草原のような見晴らしの良い場所で暮らしていたので、その名残があります。
4. トイレのデザインを選ぶべし

猫のトイレは市販で販売されているものは結構たくさんあります。
これに関して言えば、本当に猫の好みになります。
リスクはありますが、いくつか用意をして、気に入ったトイレを二つくらい残してあげる
のも一つの手です。中には、おしっことうんちを別のトイレでする猫もいるくらいです。
5. 猫砂にもこだわるべし

猫砂も実は結構種類があります。
システムトイレに関して言えば、専用の砂がありますが、一般的なトイレであれば、
数種類の猫砂があります。
こちらは飼い主の生活環境にも影響します。せっかくの機会ですので、
好みの砂を選んでみてはどうでしょうか。詳しい猫砂については後述しています。
トイレのしつけは最初が肝心
猫は生後3~4週間ほど経つと、固形のご飯を食べれるようになります。
トイレのしつけはそのくらいから始めましょう。小さければ小さいほど良いです。
猫は綺麗好きなので、トイレを覚えさせること自体はそこまで苦労をしませんが、
万一粗相してしまったときには、
すぐに掃除をして、消臭スプレーを行い、臭いがその場所に残らないようにしてください。
(猫は自分のにおいのある場所に何度もトイレをする習性があります。)
また、粗相をしても、怒らないでください。怒ってしまうと
飼い主の目があるところでトイレをしないで、隠れてトイレをするようになってしまいます。
トイレを覚えさせる手順
①まず騒がしかったり人目が多いところではなく、静かなところにトイレを置きます。
②猫が落ち着かなくなったり、床をなめたり、うろうろし始めたら、
トイレの合図なので、そっとトイレの場所まで持ち上げて連れていきましょう。
③猫を猫砂の上に乗せてあげます。
猫は猫砂をかいたり、トイレをぐるぐる回って、トイレのポーズを決めてトイレするので
飼い主は音をあまり立てずに、静かに見守ってあげましょう。
④トイレを上手にすることができたら、頭をなでてほめてあげるとトイレを早く覚えます。
何回かチャレンジをすると、トイレに自分の臭いもしっかりつくので、覚えやすくなります。
「しつけスプレー」もおすすめ
おすすめなのが、一度かけると30分ほどで臭いがまったくなくなる消臭機能もあるので、
かなりおすすめです。
トイレを覚えるタイミングは性格など、個体によるので、焦ることはありませんが、
床にいつもしてしまう場合には、
こちらのスプレーをトイレ砂やキャットシーツにかけて様子をみてください。
Q、トイレを使いたがらないときって何かある?
A、トイレを覚えたはずなのに、粗相をしてしまう場合には、トイレ自体に不満があることが多いです。トイレが汚れていないか、チェックをしてみてください。また、それでも粗相をしてしまう場合には、もしかしたら、消化器官や泌尿器の病気の可能性もあるので、一度獣医師に見てもらいましょう。
トイレの選び方
猫のトイレは良い機能があるものあれば、シンプルなものなど、結構多彩で豊富です。
それぞれ長所や短所があるので、部屋の広さや好みのよって選んでいきましょう!
子猫用か大人用か
トイレにはまず「子猫用」と「成猫用」の二種類あります。
子猫用はトイレに入りやすいように、入り口が浅くなっています。
成猫用は猫がトイレをする前と後に起こる猫砂の
飛散防止のためのかえしがしっかりと作られています。
横から入るものか、上から入るものか
子猫用にはありませんが、成猫用のトイレには、
①どこからでもはいれるものと、②横から入るもの、③上から入るものがあります。
基本的にはどこからでも入れるものか横から入るものを選ぶと思いますが、
上から入るものはデザインがおしゃれなものが多いのが特徴。
インテリアとしてもおすすめだったりします。
また、猫が完全に身を隠すことができるので、箱好きの猫にはお勧めです。
猫砂が飛散せず、掃除をするときはカパッと開いて掃除できるので、不便ではありません。
また、トイレの種類によって、猫砂とお手入れの方法が異なります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、掃除をする飼い主に合わせてもよいです。
箱型
メリット
値段が安め
構造がとてもシンプルで、掃除や、洗浄などのお手入れが楽
猫砂の種類が豊富
デメリット
おしっこのたびに色が変わる猫砂を変えないといけない
システムトイレ
メリット
おしっこの際に猫砂を毎度変える必要がないので、楽
猫が病気になった際に、尿検査のための尿が採取しやすい
デメリット
システムトイレ専用の猫砂が必要
構造が二重になっているので、洗浄などのお手入れが少し煩雑
箱型に比べるとお高い
便利なトレイは他にも
全自動トイレ
人気Youtuberさんも何名か使っているのがこちらの全自動トイレ。正直言って本当にハイテクです。
トイレ掃除が嫌いな人や、日中忙しい人にはおすすめの一品。
猫がトイレをし終わったらドームが回転して、綺麗な砂だけ残し、固まった砂をキャッチ
下の袋が入ったコンテナに落ちるので、そのまま袋ごと捨てるだけでOK
携帯用猫トイレ
旅行や災害時にも使える、携帯猫トイレがあります。
小さく折りたたんで収納できるのがポイント。
お出かけの際や、予備のトイレとして使えます。
猫砂の種類は豊富
猫砂は最近では、コンビニでも買えてしまうほど身近なものですが、
確かに吸収力がよかったり、捨てやすいものですが、一概にいいわけではありません。
あくまで、猫を相性のいいものを選びましょう。
箱型・全自動・ポータブル | 鉱物系 | 穴掘りができるので、猫の本能をくすぐる。 重いので、持ち運びが大変なのが難点 |
紙系 | 軽くて持ち運びが楽 紙故、穴を掘るときに飛び散りやすい | |
木材系 | 猫の祖先が木の上で暮らしていたこともあり、猫にとっては相性が良い 紙同様飛び散りやすい | |
食品系 | お茶やおからなどで作られており、万が一食べてしまっても大丈夫 | |
シリカゲル系 | 乾燥剤として、お菓子に入っている、猫砂の中でも抜群の消臭力がある。 尿を素早く吸収して、乾燥させるので、おすすめ | |
システムトイレ | 専用砂 | 高分子吸収剤や抗菌剤なども含まれていて、 約一週間ほど使える。 |
どれがおススメかと言われたら難しいところではありますが、一般的におすすめといえるのは、
こちらの鉱物系の猫砂。重いので、猫の砂遊びもしやすいです。
でも車がないと持ち運びがきついので、インターネットで買うのをおすすめします。
また、値段の相談もあるのであれは、こちらもおすすめ。
お茶っぱ混じっている紙製で、消臭力が良く、軽いです。
トイレの掃除の方法
基本的にトイレ掃除は1日1回で大丈夫
猫が1匹であれば、トイレ掃除はおしっこのみであれば、1日1回で大丈夫です。
うんちはシャベルですくって余分な砂を落とし、
おしっこで色が変わった砂もすくって取り除きます。
その際におすすめなのがこちらの臭い防止袋
中に入れてしっかり口を閉じておくと、袋に鼻を付けても一切臭いがしません(実際嗅いでみました)
当然外にも臭いが漏れないので、
ごみの回収日(基本的には燃えるゴミ)まで蓋付きのごみ箱の中に保管しておきましょう。
Q、なんか猫のトイレの臭いがする気がする
A、猫のトイレの臭いがするのは、室内で猫を飼う場合においては結構深刻な問題です。猫のトイレが部屋にあると、どうしても臭いが気になります。梅雨時期など、湿気が多い日は特に臭いが気になることもあるので、できるだけ臭いが出ないように以下のポイントを押さえてください。
☑トイレを使ったらすぐに片付ける
臭いが気になる場合には、猫がトイレをしたら、すぐに猫砂を片付けるようにしましょう。
時間が経つと、他の砂に臭いが移ったり、染み込んでしまうので、スピーディに行うことが重要。
また、排泄したシーツごと捨てられる「キャットシーツ」もおすすめです
☑臭いを逃がそう
トイレの近くに換気口があれば、トイレをしたときのみ部分換気をしましょう。
近くに換気口がない場合には、空気清浄機を置いたりするのもおすすめです。
消臭スプレーを猫砂にかけるのも一手段です。
消臭スプレーも種類は結構豊富なので、いくつか試してもよいです。
中でも、人間や猫に害のない、自然素材で作られたものを購入してください。
デオクリーンの猫用スプレーは猫が舐めても大丈夫な素材でできているので、おすすめです。
トイレの出入り口に敷いておく、猫のトイレマットです。
猫がトイレをした後、たまに砂や糞尿を足につけたまま出てしまうことがあります。
そんな時に猫のトレイマットがあると、床が汚れたり、臭いがつかなくて済みます。
トイレ用のシャベルですが、結構おしゃれ。使った後にポットにしまうと蓋が閉まるので、
臭いが漏れません。
猫好みのトイレを選ぼう

猫は犬に比べて、トイレを覚えやすい動物です。
ほとんどの場合は部屋にトイレを置くだけで覚えてくれるくらい賢いですが、
猫の中には、トイレに強いこだわりがある場合があります。
トイレの形、猫砂の種類、置き場所はそれなりに吟味をして、
猫が使いやすいものを選んであげてください。
(でも掃除をするのは飼い主なので、飼い主の嗜好もちょっとは入れてくださいね笑)