エレガントでどこか高貴な雰囲気のあるロシアンブルーはきれいな顔立ちから人気がとてもある猫です。
今回はそんなロシアンブルーの性格や値段、飼い方などをご紹介します。
ロシアンブルーの特徴は?
原産国:ロシア(イギリス)
体の大きさや体重
体重 | 3~5kg |
大きさ | 25cm~40cmほど |
ベルベットのようなつやの際立つきれいな被毛を持っているロシアンブルーは、もともとはロシアの貴族が大切に育ていたと伝えられています。高貴で美しい姿が「猫の貴族」とも呼ばれていました。
ロシアンブルーの体はしなやかで、フォーリンタイプです。ロシアンブルーの顔はくさび型の小さな顔に、切れ上がっている口元がまるで微笑んでいるように見えるため、「ロシアンスマイル」とも呼ばれることがあります。
ロシアンブルーの寿命は?
ロシアンブルーの平均寿命は大体10歳~13歳ほどです。
一般的な猫の寿命より少し短いです。(平均15歳)後述しますが、性格上の問題もあります。
しかし、体は比較的丈夫なので、日頃のケアをしっかりと行っていれば、15歳以上生きるので、ケアはしっかりしてあげましょう!
ロシアンブルーの目と被毛は?
ロシアンブルーの目の色はエメラルドグリーンです。子供の頃は少し黄色が混じっていますが、大人になるときれいな緑色になります。
被毛は光沢のあるしなやかな被毛で、ダブルコートになっています。根元と先端の色の違いから、シルバーのように輝いて見えます。
毛色が似ているけど違うシャルトリュー
色だけ見るとシャルトリューと間違えることがあります。シャルトリューも口元がとがっておらず、丸いため、ほほえみの猫と呼ばれています。
こちらが「シャルトリュー」
ロシアンブルーとの違いはいろいろありますが、目が大きく違います。ロシアンブルーはエメラルドグリーンなのに対して、シャルトリューはゴールドやオレンジといった黄色い目をしています。他にも、シャルトリューは4~6kgと大型なので、サイズでもわかります。
ロシアンブルーの性格は?
ロシアンブルーの性格は内気で結構神経質なので、気難しい面があります。繊細なので、日常の生活の中で些細なことがストレスになることがあります。特に部屋の模様替えや、構いすぎはよくありませんので注意してください。
愛情表現が分かりにくいかもしれませんが、飼い主のことを深く愛してくれます。多くの人に愛を振りまくのではなく、好きになった1人に対してぞっこんする性格なので、家族がいても、1人に甘えるようになったりします。
そのため、他の人にはそっけない様子を見せてしまうことがあるので、一人暮らしや夫婦など人数が少ない家庭におすすめです。
しつこさがかわいい
粘り強いため、構ってほしいときは飼い主の仕事を邪魔したり、しつこいくらい側に寄って来たりします。その時に構ってあげないと拗ねてしまうことがあるので、常にかまってあげるサービス精神を持ちましょう。
ロシアンブルーの飼い方と気を付けることは?
ストレスに注意
ロシアンブルーは少し神経質な性格です。人が大勢来る場にいるとストレスをため込んでしまうため、身を隠す行動をよくとります。そのため、来客が多い環境でロシアンブルーを買う時には、騒がしくならない別の部屋に避難させて落ち着かせてあげましょう。
ロシアンブルーは頭がとてもよく、普段は全然鳴かないくらい静かな猫です。しかし、攻撃的な部分もあるので、どこかの拍子に野生の部分が現れることがあります。
鳴く時には何かしら強い要求があることが多いので、鳴いているときには注意して観察しましょう。
ロシアンブルーの鳴き声はとても愛くるしいです!
ケアの方法は楽
ロシアンブルーは日ごろのお手入れはそこまで必要ないため、負担が少ないです。短毛種の中でも毛が短い種類です。2日1回くらいのブラッシングで十分です。
毛並みが光沢でとてもきれいなので、維持するためにご飯のあげすぎには注意しましょう。
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お留守番は得意
ロシアンブルーは猫の中でも独立性が高く、独りで過ごすことも大丈夫です。
ご飯や定期的な水をしっかり確保してあげれば、1泊~2泊であれば問題なくお留守番をしてくれます。
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しつけも比較的楽なので、子猫の時からスキンシップを多くとることによって、飼い主の言うことをよく聞いてくれます。
気を付ける病気
ロシアンブルーは丈夫で、疾患の病気などは比較的少ないです。
注意すべきはストレスによる食欲不振や便秘、下痢、嘔吐なので、ストレスをできるだけため込ませないように、日頃のストレスの解消を心がけるようにしましょう。
運動はそれなりにしてあげよう
ロシアンブルーは結構活発で運動量は多いです。
特に子供のころはまだ落ち着いていませんので、活発に動き回ります。大人になると少しおとなしくなるのですが、その前に信頼関係を気付くために、子猫の時にたくさん遊んであげるようにしましょう。
ロシアンブルーは野生の部分が残っているので、おもちゃを使ってたくさん遊ぶのが良く、猫じゃらしなどでジャンプさせたり、追わせるおもちゃを使うと喜んで追いかけます。虫などに近い羽根つきのおもちゃはおすすめです。
ロシアンブルーにおすすめのキャットフードは?
ロシアンブルーは普段は物静かですか、運動するときは結構走ったりします。運動量は平均的な猫より多めなので、キャットフードは少しカロリーが多めのものを選ぶと良いです。
しかし、あげすぎると太ってしまうので、規定量以上あげないようにしましょう。
カナガンキャットフード
オリジン キャット&キトゥン
アカナ ワイルドプレイリー キャット
ロシアンブルーの値段と相場は?
ペットショップやブリーダーさんのお話や情報サイトによると、値段の幅は大体10万~30万円前後でした。
相場として、一番多く出回っている金額は18万~23万円で、子猫だと値段がそれなりに高くなっています。
ペットショップ:17万~30万円
ブリーダー:10万~25万円
お気に入りのロシアンブルーを見つけよう
いかがでしょうか。
ロシアンブルーの性格を見ると、お勧めしたい人は「構ってほしいときだけ沢山構ってあげる都合の良い人」です。
構ってほしいときはしつこいくらいべったりしてくるので、そういう時に嫌がったり、無視してしまうと、賢いロシアンブルーは自分に対して愛情が無いと考えてしまったり、遊んでくれない人という印象を持たれてしまって、寄ってこなくなる可能性もあります。
しっかりしつけて、自分のことが大好きな猫ちゃんにしましょう!