愛らしい猫を一匹飼っていると、そろそろ二匹目が欲しいなあ・・・。
なんて思ったことありませんか?
しかし、家族で飼っていると、自分用にもう一匹欲しかったり、飼うつもりもないのに、
ペットショップに行ったら自分にすごい懐いてしまい、ついつい買ってしまった!
なんてこともあったり。
猫が二匹以上になると、楽しさも二倍以上になりますが、
単独飼いとの違いや相性などをご紹介します。
多頭飼いにはメリットとデメリットがある
多頭飼いをすると、先住猫との相性や、飼い主にとってうれしいことや、そうでないことなど、
メリットやデメリットがあります。
メリット
遊び相手ができる・・・寂しがりやの猫や遊ぶのが大好きで活発な猫で留守が苦手の場合には気が合えば良い遊び相手になります。一緒に遊んでくれれば、運動不足もより解消してくれます。
性格や種類の違う猫を楽しめる・・・猫も個体によって当然性格が異なります。多頭飼いをすることによって猫の魅力や楽しさをもっと楽しむことができます。
先住猫にストレスがかかる・・・今までは飼い主からの愛情を独占していたのに、新しく来た猫は迷惑と思うことがあります。食欲が落ちることもしばしば。
猫同士の相性のおすすめと組み合わせ
もちろん猫自体の性格にもよりますが、一般的には良いとされている相性、
悪いとされている相性があります。
兄姉×弟妹 | 実の兄弟は性格の違いはあれど、基本的に相性が良いとされています。 |
子猫×子猫 | 親が異なっても、近い年齢であれば遊び相手にもなり、仲良くなります。 |
成猫×子猫 | 成猫の性格にもよりますが、子猫の面倒を見てくれます。 |
成猫♀×成猫♂ | オスとメスは基本的に問題ありません。避妊、去勢手術は忘れないようにしましょう。 |
成猫♀×成猫♀ | メス同士の方が縄張り意識が少ないため、平等に可愛がると、揉めにくいです。 |
成猫♂×成猫♂ | オス同士は成猫から飼い始めると、縄張り争いのためか、仲良くなりにくいです。 |
高齢×子猫 | 落ち着きたい高齢猫と遊んでほしい子猫はどうしても高齢猫に負担がかかるので、やめましょう。 |
いつ先住猫と対面させるか
先住猫に気を使ってあげるのが最優先です。そして新しい猫が来ても、
愛情が変らないことを分かってもらいましょう。
新しい子が来ても、僕のことを可愛がってね?
①まずは慣れるまではゲージ越しに対面させよう
初めでの対面はどちらの猫にとっても緊張の時。まずは双方が慣れるまで、
新しい猫はゲージに入れて、対面する様子を観察させましょう。
その後匂いを嗅いだり、触れたそうにしていたらゲージから出しても良いでしょう。
②新しい猫の逃げ場所を作る
初めてくる家には先住猫の匂いがあります。一方先住猫にとっては侵入者ともいえます。
最初は先住猫が威嚇をすることもありますので、
そのため、新しく来た猫が逃げて落ち着ける場所を作って、避難させてあげましょう。
③飼い主の介入はどこから?
多頭飼いあるあるではありますが、喧嘩が起こることがあります。
しかし、仲良くなるために通る道でもあります。
その時でも、すぐに介入するのではなく、しばらくは様子を見ましょう。
爪を出していたり、明らかに傷を伴う喧嘩であれば介入しましょう。
④基本的には先住猫優先
人と同じで愛情を独占していた先住猫にとっては、新しい存在はとても複雑。
そのため、毎日のお世話や声掛け、マッサージなどは基本的には先住猫を優先し、
なでたり、かわいがるようにしてあげましょう。
そうすることで先住猫の気持ちが落ち着いて、次第に新しい猫を受け入れるようになります。
また、トイレの数は基本的に猫の数+1用意してあげましょう。
他の動物とも仲良くなる?
猫は肉食動物で、狩猟を楽しみます。
お腹がいっぱいでもじゃれ合う意味で狩りのような遊びをしますが、
そういって意味で、小鳥やハムスター等の小動物はできるだけ避けた方が良いです。
魚の入った水槽も手を入れたりしますので、水に落ちないようにふたをしたり、
見張る必要があります。
猫と一緒に他の動物を飼いたい場合には、基本的に猫が入らないような部屋に隔離して、
猫に見えないようにするのが一番です。犬は猫と仲良くなることが多いです。
正しい組み合わせで幸せを倍にしよう
多頭飼いするときに気にするのはやっぱり相性。
飼い主からすれば当然仲良くしてほしいですが、
猫からすればお互い最初はびっくりすることでしょう。
でも、飼う前にあらかじめ考えて、
猫を選べば猫同士はお互い尊重して単独飼いとは違ったじゃれ合いや、
かわいさが垣間見えると思います。
猫も飼い主も過ごしやすい環境を作っていきましょうね!