猫を飼いたいと思ったときにまず浮かぶのが、ペットショップです。
飼うつもりがなくてもペットショップでかわいい子猫を見ていたらつい新しい家族になっていた・・・。なんてことありませんか?
しかし、猫を飼いたいと思ったときに手に入れる方法はペットショップやブリーダーだけではありません。
例えば保護団体による里親募集。
子猫であれ成猫であれ、猫を手に入れるときの手段の一つである里親として譲り受けるのもおすすめです。
友人や近所の動物病院に相談するのもよいですが、その他に保護団体や動物病院、猫カフェなど様々な団体が行っています。
でも実際里親になるために色々条件があったり、どこから引き取ればいいか分からないことがあります。そこで、これから猫を里親募集になって譲り受けたいという方にどこから引き受ければよいのか、又、里親になるための注意点などをご紹介します。
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猫の保護団体がどういうものか知っておくと、引き取るときに便利です。
保護団体の里親募集とは
猫を育てられない環境になってしまったという理由で、保健所に持ち込まれるなど、飼い主のいなくなってしまった猫は多くいます。
環境省の統計では、年間で自治体の保健所や動物愛護センターなどに「約6万匹」も引き取られていると発表されています。
ー引き取り数(匹)ー
飼い主から | 所有者不明 | ||
成熟 | 幼齢 | 成熟 | 幼齢 |
7,488 | 3,658 | 13,754 | 37,237 |
“環境省平成30年12月28日発表から引用”
見てもらえば分かる通り、これだけの数が引き取られているため、里親の募集は非常に多いんです。
里親になるためには条件などが色々あるため、希望の猫を選べないこともありますが、不幸な猫の命を救える運命的な出会いを大事にして、自分の条件に合う猫を検討してみてください。
里親募集から引き取る場合のメリットとデメリット
里親募集によって猫を引き取る場合にはメリット、デメリットがあります。
メリット
必要経費のみで猫を引き取ることができる(猫自体の値段がない)
成猫も多くいるので、落ち着いた生活がしたい人にもおすすめ
ほぼミックスなので、種類が豊富。好きな猫を探せる
デメリット
保護団体によっては厳しい条件を付けてくることがある
トライアル期間を設けられることがある
中には事前に家を訪問してくる可能性も
厳しい条件って?
保護団体の多くは、里親になるためにいくつかの条件を提示していることがあります。当たり前の条件が多いですが、中には厳しい情景を付与している場合があるので、よく確認をしてください。
厳しい条件の例
低学年未満の子供がいない
18歳以上で経済力がある
一人暮らしではない
留守番の少ない家庭
定期的に報告義務を課す
いくつか厳しい例の場合をご紹介しましたが、多くの場合は、「愛情をもって生涯育ててくれる方」や「定期健診などの当たり前の医療行為を受けさせる」など猫を飼うにおいて当然の条件も含まれています。
里親募集の見つけ方
里親募集をしてみましょう。里親を探す方法は色々ありますが、例えば市区町村で定期的に行っている、「譲渡会」などがおすすめです。
神奈川県の動物愛護センター主催の「譲渡会」
「譲渡会」市区町村と保護団体が協力をして、定期的に猫を区役所などに連れていき、里親募集の人に展示をすることです。
参加をするには事前に電話やホームページからの予約が必要な場合がありますので、自分が住んでいる市区町村の動物愛護センターのホームページを参照してみましょう。
譲渡会で気に入ったからといって、その日にすぐに引き取れるわけではなく、猫との相性や、条件、近くの病院など準備を色々確認したのちに引き取ることになります。
次に、保護団体に直接問い合わせる方法と、インターネットで見つける方法があります。最近では保護団体の多くはインターネットで里親募集のサイトに登録しているので、基本はインターネットで見つけるのをおすすめします。その他、猫カフェなどでも里親を募集していることもあります。
ペットのおうち:https://www.pet-home.jp/cats/kanagawa/baby/ 参照
猫を譲り受けるときの注意点は?
保護団体から猫を引き取って里親になるときには、いくつかの注意点がありますす。
譲渡契約書を必ず交わす
知人間などで、母猫がたくさん子供を産んでしまったので、引き取るという場合には、特に契約書などを交わさずに済んでいることが多いと思いますが、そうでない場合は、基本的に「譲渡契約書」を交わすのが原則です。
言い方が悪いですが、もらう側、渡す側はあくまで「赤の他人」です。猫を引き取った後に、返還を求められたり、費用についてトラブルが起こることは結構多いです。
そのため、譲渡契約書をしっっかり交わせる団体から猫を引き取りましょう。
事前に飼う準備をする
譲り受ける場合は、引き取る前に必ず育てるためのグッズを備えましょう。
保護団体の中には、家を訪問し、猫を育てるにおいて問題ないかのチェックをする場合があります。「家が清潔である」か、「管理規約に反していないか」など、猫が暮らせる準備を整えてから、里親の相談をしましょう。
動物取扱業の登録があるか
動物を「事業」として、市区町村内で動物の販売、保管、貸出、訓練、展示、競りあっせん、譲受飼養などを行う場合には、原則として、動物取扱業の届出が必要です。この動物取扱業には「第一種」と「第二種」に分かれていますが、これは大きく分けて「営利・非営利」の違いですので、保護団体は基本的に動物取扱業の登録をしているはずです(多くは第二種)。
しかし、小さな団体や、継続的に行っていない団体は登録をしていないこともあるので、できれば、動物取扱業の登録をしている保護団体から猫を引き取る方が安心です。
結論:時間があればまずは譲渡会へ
保護団体の里親募集から猫を引き取る場合の注意点をご紹介しました。
中には厳しい条件を課す団体もありますが、それ以外の場合は、猫を飼う場合においては当然の条件が大半です。
また、保護団体が、しっかりした団体なのかもチェックする必要がある(動物取扱業の登録の有無)ので、そういう判断が難しいという場合には、まずは
市区町村の動物愛護センター主催の譲渡会に参加してみる
好みの猫がいなかった場合に、インターネットで探す
この手順で猫を探してみましょう。
本来であれば、施設にずっといて処分される運命である猫ですが、この猫のほとんどが捨てられた猫です。種類を問わず猫を飼ってみたいという人は、運命的な出会いを期待して会いに行ってみてはいかがでしょうか?